COLUMN会長のひとりごと

第24回 ーペーニャの輪を広げよう 2ー

ペーニャは公認獲得に拘る理由はなにもない。
ピュアにバルサを応援する団体として、そこにBAR(場)があり、メンバーさえ集まればそれが立派な、おらが街のペーニャなのだ。

さて、前回ではペーニャは公認でなくでもすぐに出来る。そして、それでも公認を得たいというのでればまずは、その地域での活動を始めよう!という話をした。今回は、その後晴れて、公認を獲得したら。。。という話。
公認を得ても、しばらくはトライアル期間。
3年間位は、言ってみれば試用期間なのだ。
最近の例を話そう。アジアのある地域であるペーニャが長年の努力の末に晴れて公認を得た。
公認獲得までのプロセスはFBやWEBをみても明らかで、非常にまじめに観戦、フットサルなどを開催し、バルサ愛が伝わり感じられる活動を続けて来た。そして、それをバルサに伝え続けた。それが実っての公認獲得。
しかしながらCWCの観戦チケットの購入権はそのペーニャには与えられなかった。バルサのペーニャ内規には、設立後3年間はチケットの購入権は無い。そして各試合の購入限度制限もある。等、厳しいルールがある。

勿論それ以外にも、バルサ幹部を招いての各種イベント・式典なども“新人”にはすぐには実施出来ない。
バルサからすれば当然の話で、公認はしたものの、どこの誰かもわからない(特に海外のペーニャは)団体にいきなり、投資(人の派遣も投資です)も含めたサポートは出来ない。
設立しても、その後、結局、続かない団体がほとんどらしく、特に海外団体にはそういう傾向が強く、まずは3年間しっかりと地道な活動を見極めよう、という考え方なのだ。まさに石の上にも三年!という事。

道のりは長いのだ。
但し、こうしたプロセスを経て本当の仲間になったペーニャをバルサは温かく迎えてくれる。
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ペーニャ組織、メンバーをファミリーとして認識してくれるのだ。昨年の日本での大イベントとその 開催経緯を振り返っていただければそれはご理解いただけると思う。

勿論、我々ペーニャも単純に与えてもらった権利を喜んでいるだけではいけない。同時にその管理とヒエラルキー維持のための、運用ルールも制定されてきているので留意したい。当然ながら権利だけではなく義務もしっかりと付加されるのだ。
今ではペーニャのワールドワイドでの組織化も進み、ワールドペーニャフェデレーションという統括組織も新設され、そのメンバーとして各種ルールを順守しながら運営するのだ。
日本のクレの皆さん。最後にもう一度。
ペーニャは公認獲得に拘る理由はなにもない。
ピュアにバルサを応援する団体として、そこにBAR(場)があり、メンバーさえ集まればそれが立派な、おらが街のペーニャなのだ。

二回にわたって長々と書いたが、日本のクレの皆さんが、バルサ愛にあふれたペーニャを設立したいという事であれば、我々PBJとして最大限のサポート・アドバイスをしたいと思っている。
例えば、PBJには北海道、神戸、静岡支部もある。最近はよりバルサとの連携を緊密にするためにバルセロナ支部も設立した。

勿論、PBJ規定には同意いただかなくてはならないが、この“支部設立”のやり方で各地域での公認付き団体としての活動展開もすぐに可能なので。
一つのやり方として是非ご検討頂きたい。

日本に正しく、ペーニャ文化が理解され、そして根付くように!是非、事務局にご連絡ください。
今年もバルサがやってくるかもしれない。その時の準備を一緒に始めましょう!